言語聴覚士が辛い・辞めたい理由と解決策を徹底紹介【経験年数別】

職場

現在のページのリンクには、「広告」が含まれておりますので、ご理解いただいた上でご覧ください。

この記事は、言語聴覚士(ST)が辛い・辞めたい理由とその解決策を、経験年数別に徹底紹介する記事となります。

この様な方が、参考になる記事となります。

  • 言語聴覚士が、辛いと感じている方
  • 今の職場を、辞めたいと思っている方
  • 辛い、辞めたい気持ちを、解決したい方

言語聴覚士(ST)は、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)とは異なり、食事に関する嚥下機能や、会話や理解などのコミュニケーションを専門の職業なので、PTやOTと比べるとより専門性が問われる職業となります。

管理人
管理人

嚥下機能やコミュケーションの訓練は、意外とリスクが高いので、実はPTやOTと比べると大変なんですよね。

この記事を読んでもらうと、

  • 言語聴覚士の仕事は好きなので、継続して今の職場で働きます
  • 職場を辞めることは前向きな理由なので、まずは転職活動をして好条件の職場を探します

このように、辛い・辞めたい気持ちから、少し前向きになり、次のステップが歩める「自信」がつきます。

この記事を読んでもらっている方は、何かしらの悩みや辛い感情があると思います。その悩みや辛い感情になった理由を明確にして、解決するように行動しましょう。そうしないと、疲労が蓄積されて、身体的・精神的にも影響が出ます。さらに蓄積が継続されると、最悪の場合にうつ病が発症される場合があります。そうなる前に、少しでの悩みや辛い感情がある方は、できるだけ早く行動してみましょう。

気持ちが病んでいるときは、「私自身の価値がない・・・」など気持ちが少し弱気になります。実は、社会全体から評価すると、言語聴覚士の資格がある、あなた自身には十分な価値があります。価値の基準は色々とありますが、価値基準の一つとして、ミイダス から「市場判断価値」を調べることができます。

ミイダス とは

  • 経歴や経験スキルの情報から
  • あなた自身の市場価値を分析して
  • スカウトが届くシステム

あなた自身の価値を、すべて調べることは困難ですが、社会全体からあなた自身の価値基準をミイダス で調べることができます。まずは登録してあたな自身の価値を調べましょう。登録は5分で完了し登録自体は無料です。

言語聴覚士が辛い・辞めたい理由【経験年数別】

言語聴覚士(ST)が辛い・辞めたい理由を紹介します。

  • 言語聴覚士が辛い・辞めたい理由は、「経験年数や立場」により若干異なります

その理由として、言語聴覚士の知識や技術などの経験を積み重ねると、「物の考え方や価値観」が変化するからです。また、言語聴覚士の経験とともに、年齢も積み重ねていくので、結婚や出産などの「ライフスタイル」の変化します。

なので、今回の記事は、

  • 言語聴覚士の経験年数別それぞれ紹介

ただし、参考程度としてください。それは、「物の考え方や価値観」「ライフスタイル」の変化は、人によって異なります。なので、言語聴覚士が辛い・辞めたいと感じている方は、すべて一読することをオススメします。

1年目の新入職員

言語聴覚士1年目の新入職員が、辛い・辞めたい理由を紹介します。

  • 上司(教育係・プリセプター・先輩上司)が、怖く(嫌い)なった
  • 言語聴覚の評価や治療技術の不足で、自分自身が嫌に(不安)なった

上司(教育係・プリセプター・先輩上司)が、怖く(嫌い)なった理由として、職場により異なりますが、言語聴覚士の1年目には、指導係として先輩の言語聴覚士が専属で指導する場合があります。その指導者と、あなた自身の相性が合わなければ、怖くなったり嫌いになったりします。特に言語聴覚士は、マンパワー不足なので、年上のベテランSTが専属で指導することもあり、怖く(嫌い)になるケースが多い印象があります。

言語聴覚の評価や治療技術の不足で、自分自身が嫌に(不安)になった理由として、患者様の治療に満足が出来ない場合に考えることがあります。また、特に責任感の強い1年目の言語聴覚士は、「新人の私が、リハビリを行なっても良いのか?」「患者様は、先輩OTの方がいいと思っているのではないか?」などと深く考え込んで、自分自身の言語聴覚に自身がなくなってしまいます。また、言語聴覚士の嚥下機能訓練は、窒息などリスクが高い訓練を、1年目の言語聴覚士がする場合もあり、さらに不安な気持ちにもなります。

2年目から3年目までの職員

言語聴覚士2年目から3年目までの職員が、辛い・辞めたい理由を紹介します。

  • 職場の拘束時間が長いので、身体的・精神的に疲れた
  • 給料が低いので、欲しい物を我慢したり、満足した遊びが出来ない

職場の拘束時間が長いので、身体的・精神的に疲れた理由として、言語聴覚士は理学療法士・作業療法士と同様に、仕事内容の幅が広いことが原因です。言語聴覚士2年目からは、職場に慣れたこともあり、仕事を与えられることが多いです。職場により異なりますが、臨床(介助量が多い患者様)、教育(新人指導など)、研究(助手)、書類業務(実施計画書など)、送迎、レクリエーションなど多種多様な仕事を任せられることで、拘束時間が長くなります。

給料が低い理由として、現実と理想のギャップが原因です。「医療職の給料は高い」と、思っていた方はこの様に感じます。確かに、医療職全般から評価すると、給料が低い傾向にあるます。ただ、一般職からすると、年収は約100万円多く貰っています。最終的には、給料が低いと感じる理由として、あなた自身のライフスタイルによりますが、言語聴覚士2年目、3年目は遊びたい欲求が強く、お金がいくらあっても足りないと感じます。

4年目以上の職員

言語聴覚士4年目以上の職員が、辛い・辞めたい理由を紹介します。

  • 職場の働き方が、ライフスタイルに対応できない
  • 主任や課長の昇格が、認められない

職場の働き方が、ライフスタイルに対応できなくなった理由として、ライフスタイルの変化によるのもです。言語聴覚士4年目以上の方の年齢が27歳以上となり、結婚、出産、育児、親の介護、土日休み、趣味の変化などの、ライフスタイルが変化します。職場の環境や就業規則が、あなた自身の価値観と合わなくなったことが原因です。

主任や課長の昇格が、認められない理由として、職場の主任や課長のポスト(空き)がないか、または能力がないと評価されているかの2パターンです。発展途上の職場であれば、主任や課長のポストを新たに作る事が可能ですが、ほとんどの場合は、今の主任や課長が職場を辞めない限りポストはありません。また、主任や課長のポストが空いていたとしても、職場の思考と合わなければ、昇格が認められません。

管理職

言語聴覚士の管理職の職員が、辛い・辞めたい理由を紹介します。

  • 他職種との関わりが、嫌になった
  • 臨床業務ができなくなった

他職種との関わりが嫌になった理由として、管理職は他職種との交流が多くなる事です。職場にも異なりますが、管理職はリハビリテーション科代表として、委員会や行事などに出席し、意見を発言しなければいけません。そこでお互いの意見を尊重しつつ、折り合いをつける場面も多くあり、ストレスを感じる場面も多々あります。医療職は個性的な職員も多く、委員会や行事などの話し合いが上手くいかない場合もあり、嫌になることがあります。

臨床業務ができなくなった理由として、管理職は事務的な作業が多くあり、臨床業務を行う時間がない事です。管理職は職場のリハビリテーション組織を強化するために「教育・運営」を行います。なので、今まで行ってきた臨床業務ができなくなり、教育・運営でストレスを感じ始めます。

解決策を紹介【経験年数別】

言語聴覚士が辛い・辞めたいと感じている方への、解決策をそれぞれ紹介します。

  • 解決策は、言語聴覚士の「経験や立場」により若干異なります

その理由としては、言語聴覚士を経験すると「価値観や考え方」の変化や、年齢を重ねることで、「ライフスタイル」が変化するからです。なので、解決策も「経験年数別」でそれぞれ紹介します。

また、自分自身に当てはまる「経験年数」では、思っていた解決策とは、少し異なる場合があります。その場合は、全て一読することをオススメします。上記でも記載してありますが、「価値観・考え方・ライフスタイル」が個々人で異なるために、若干の相違が生じます。

1年目の新入職員

言語聴覚士1年目の新入職員への、解決策を紹介します。

  • 怖い(嫌い)な上司へは、一方的に避けましょう
  • 部署や事務所へ、助けを求めましょう
  • 知識、技術不足は「誰でも通る道」と、気持ちを割り切りましょう

言語聴覚士も1人の人間です。好きな上司もいれば、嫌いな上司だっています。なので、上司(教育指導者・先輩上司)が嫌いになることだって、当然あります(むしろ多いです)。その場合は、自分自身だけが我慢することはありません。嫌いになってしまった上司は、一方的に避けた方が良いです。お互い険悪なムードにはなりますが、意外と周りが察知してくれて、対応してくれるものです。

一方的に避けるのが難しい方は、部長や事務職員へ助けを求めましょう。意識していなくても、「パワハラ」を受けている場合があります。なので、精神的に病む前に、部長や事務職員へ相談して、対応してもらうようにしましょう。

知識・技術不足で、自分に自信がなくなった方は、安心してください。先輩上司も、同じ環境を経験して、現在に至ります。なので、「誰でも通る道」と割り切って、知識・技術不足への不安は、勉強して払拭しましょう。勉強のコツとして、リアルタイムで悩んでいることを、勉強することです。むやみやたらに勉強するのではなく、患者様・利用者様の「痛みが改善できなかったな」「質問されたけど上手く答えられなかったな」など、自分自身が困った内容を勉強しましょう。

特に、言語聴覚士は嚥下や高次脳機能などのコミュニケーションで、臨床上で困ることが多いと思います。そこで、リハビリ職が行なっているオンラインセミナーのリハノメ で勉強することをおすすめします。リハノメ は、臨床で困っているPT・OT・STの為のオンラインセミナーであり、配信動画は880件以上(2022年10月現在)なので、あたな自身の困っている内容を解決してくれます。初回限定で980円で見放題となっており、以前から気になっていた方も初回の料金は安く気軽に視聴できます。通常は3080円なので、2100円も安く視聴ができます。リハノメ 登録して臨床での疑問を解決しましょう。



2年目から3年目までの職員

言語聴覚士2年目から3年目までの職員への、解決方法を紹介します。

  • 身体的・精神的に疲れているのであれば、割り切って早く帰宅する
  • 職場の給料が約29万円前後であれば、継続して働く
  • 収入を上げるために、上司へ相談、副業を選択、転職を決意の行動をする

言語聴覚士2年目からは、新入職員への指導や書類業務など、業務内容の幅が広がり、職場の拘束時間が増えて、身体的・精神的に疲労困憊となります。その解決策としては、仕事を割り切って早く帰宅する様にしましょう。具体的には、仕事の優先順位をつけて、明日でも良い仕事はやらずに、早く職場から離れて帰宅します。初めは、早く帰宅することで、あなた自身が「罪悪感」「不安感」がありますが、1週間もすれば解消できます。早く職場を帰宅することで、疲労は軽減しますし、友人や恋人、家族との時間が増えて、心にも余裕ができます。

職場の給料が低いと感じている方は、まずはリハビリ職の給料の相場を把握しましょう。理学療法士のデータではありますが、理学療法士(男女平均33歳、勤続年数6年)の平均収入は、月収29万円、賞与65万円、年収413万円となります。言語聴覚士2年目、3年目で、月収29万円前後を基準として、検討してみてはいかがでしょうか。

それでも、給料が低いと感じている方は、「上司へ給料を上げて欲しいと直接交渉」「公休日に作業療法士としてアルバイト」「給料が高い職場を探す(転職活動)」をおすすめします。詳細は下記の記事が詳しので、気になる方は参考にしてみてください。

4年目以上の職員

言語聴覚士4年目以上からの職員への、解決方法を紹介します。

  • ライフスタイルに対応できる、働き方にしてもらう(上司へ相談)
  • 主任や課長を目指すには、職場の存在価値を高める

言語聴覚士4年目以上になれば、結婚、出産、育児、親の介護、趣味の変化などのライフスタイルが変化します。今までは、「残業」「勉強会」「資料作成」「部下の指導」などで臨機応変に対応していたと思いますが、ライフスタイルが変化すると、今まで出来ていたことが難しくなり、ストレスと感じる様になります。なので、ストレスを感じすぎる前に、職場の上司へ相談しましょう。上司へ相談するのは「恥ずかしい」「失礼ではないか」など考えてしまいますが、意外と上司は部下への相談は苦痛ではなく、むしろ率先して対応してくれます。なので、上司への相談は積極的に行いましょう。ただし、上司がうまく対応してくれなかったり、そもそも相談を聞いてくれなかった場合は、迷うことなく、転職活動を行いましょう。言語聴覚士は転職活動に有利です。言語聴覚士専用の転職サイトに登録すれば、専属のコンサルタントが求人を探してくれます。まずは、大手リハビリ専用転職サイトのPT・OT・ST WORKER がおすすめです。登録して専属のコンサルタントと相談して、あなた自身の理想な職場を探しましょう。

職場の主任や課長を目指すのであれば、今の職場の存在価値を高めるように努力をしましょう。職場の存在価値を高めるためには、「長く勤めること」となります。ただ、何もせずに長く勤めるわけではなく、「良好な人間関係を保つ」「他職種との関わりを意識する」「仕事の効率性を高める」「新規プロジェクトを立ち上げる」などを意識して勤めるようにしましょう。そうすると職場にとって、「辞めてほしくない人材」となり、上司からの評価も高くなります。また、日本の病院や施設では、年功序列で評価されることもあり、長く勤めるメリットがあります。

管理職

言語聴覚士の管理職への、解決方法を紹介します。

  • 他職種が嫌になった時は、他職種の職場を「見学」「理解」するようにしてみる
  • 臨床業務ができなくなったら、新規プロジェクトを立ち上げて臨床業務へ復帰する
  • 臨床が出来る職場へ転職するために、転職活動を行う

リハビリテーション科の管理職は、リハビリテーション組織を強化・運営するために、「医師」「看護師」「コメディカル」「介護」「事務」などの、横との繋がりを保つ仕事を行います。医療職のスタッフは個性的な方が多いので、意見の食い違いなどにより他職種との関わりが苦手になったり、になったりします。その時は、他職種の現場を「見学」「理解」する様にしてみましょう。そうすれば、他職種の仕事の流れが理解できて、「この時間帯は忙しそうだな」「部下との相談が多いな」など他職種の仕事の一部を理解することができます。また、他職種の責任者と話し合いをすれば、相手を理解することもできて、信頼関係が構築することもできます。

臨床現場に復帰するためには、新たなプロジェクトを立ち上がることをオススメします。プロジェクト内容は、臨床に関係していることで、「医師と共同」「研究の一部」などの位置づけであればやり易いです。リサーチとして、学術集会なでのピックアップされている、「最新のリハビリテーション」「エビデンスが高いリハビリテーション」などで探すと信頼性が高く、稟議書にも記載する為の、大義名分にもなります。注意したいことは、「管理職+プロジェクト」の仕事となるので、仕事量が増えることは覚悟しておく必要があります。

それでも、他職種との関わりが困難だったり、もう一度臨床現場に戻りたい希望が強ければ、「転職活動」をオススメします。管理職の職員の方であれば、他の職場として「喉が手が出るほど欲しい人材」となります。なので、できるだけ「好条件」な職場を選ぶことができます。

転職活動には、あなた自身で求人を探すことが一般的ですが、言語聴覚士はリハビリ専用の転職サイトがあります。転職サイトを利用すると、専属のコンサルタントが求人のサポートをしてくれたり、未公開求人を紹介してくれます。言語聴覚士の転職サイトはたくさんありますが、まずは大手のリハビリ専用転職サイトである、PT・OT・ST WORKER がおすすめです。登録は無料なので、実感してみましょう。

ちなみに、1社だけでは足りないので、とりあえず複数社登録したい方は、こちらの記事から登録してください。登録は無料となります。

言語聴覚士の職場によって、性格上の向き・不向きが少なからずあります

言語聴覚士の職場によって、性格上の向き・不向きが少なからずあります。

  • 病期(急性期〜生活期)や職場(雰囲気など)によって「特性」が全く異なります

病期とは、病気の進行であり、作業療法士の方は馴染みがあるのではないでしょうか。リハビリテーションでの病期とは、急性期・回復期・生活期のことであり、病気ごとで「特性や雰囲気」が全く異なります。

そこで、それぞれの病期ごとの「特性や雰囲気」を紹介するとともに、、自分自身の性格を振り返りながら、あなた自身に合った理想の職場を見つけましょう。もし、理想の職場と現在の職場を比較して、大きな乖離がなければ現在の職場で働き続ければ良いかと思います。ただ、大きな乖離があれば、転職活動をおすすめします。

急性期病院

言語聴覚士の急性期病院の、特性や雰囲気を紹介します。

  • 新患や書類業務が多く、とにかく忙しい
  • 若いスタッフが多く、活気がある
  • 中規模以上の病院なので、潰れることはなく、安定している

急性期病院は、とにかく忙しい職場が多いです。新患は毎日更新され、その分書類業務も増えます。あと、発症や受傷直後にリハビリテーションを行うので、リスク管理も把握する必要があり、肉体的・精神的にも丈夫でなければいけません。その分、リハビリテーションの勉強にもなるため、若いスタッフが多く、活気にあふれています。また、急性期病院は、中規模以上の病院が多いので、潰れる心配はなく、給料面などの待遇は安定しています

急性期病院が向いている方は、

  • 忙しくても勉強や経験がしたい方
  • 体力に自信がある方
  • 待遇面で安定を求めている方

上記の言語聴覚士の方は、急性期病院へ向いている方となります。

回復期病院

言語聴覚士の回復期病院の、特性や雰囲気を紹介します。

  • 患者様に、十分なリハビリテーションを提供できる
  • 若いスタッフが多く、活気がある
  • 病名は、脳血管性疾患と整形外科疾患が多い
  • リハビリテーションが中心なので、ライフスタイルに対応しにくい

回復期病院は、リハビリテーションにとって「花形」とも言える職場でもあります。患者様の回復する過程において、リハビリテーションの能力が発揮される時期である為、やりがいを感じられます。その反面、患者様のADLに大きく関わるので、責任感も十分にあります。ただし、病名は「脳血管性疾患」「整形外科疾患」と限定的となり、「小児分野」を中心にリハビリテーションを目指したい言語聴覚士は、あまりオススメはできません。また、急性期病院のような「治療」が優先ではなく、回復期病院は「リハビリテーション」が優先となるので、リハビリスタッフの欠員や、当日の予定変更などの臨機応変な対応がしにくいです。

回復期病院が向いている方は、

  • リハビリテーションの基本的な、知識や技術を身につけたい
  • 脳血管疾患や整形疾患の、リハビリテーションを行いたい
  • フルタイムで勤務が可能で、育児や親の介護等で、急な休みが少ない方

上記の言語聴覚士の方は、回復期病院へ向いている方となります。

介護老人保健施設

言語聴覚士の介護老人保健施設の、特性や雰囲気を紹介します。

  • 在宅復帰に向けた、リハビリテーションを提供できる
  • ベテランのスタッフが多く、介護職員が中心
  • リハビリスタッフの人数は、数名程度である
  • 残業は少なく、定時で帰れることが多い
  • デイサービス(通所介護)が併用している施設は、意外と忙しい

介護老人保健施設は、基本的に在宅復帰を目指す施設であり、リハビリテーションの位置付けはとても重要です。リハビリテーション意欲の高い利用者様や、協力的なご家族様であれば、在宅復帰を目指すために、リハビリテーションに協力的であります。なので、介護老人保健施設は、回復期病院と同等に、リハビリテーションの「花形」になります。ただし、多くの方が、何かしらの理由で、回復期病院からでは在宅復帰が困難と判断され、介護老人保健施設へ転院されます。なので、介護老人保健施設から在宅復帰を目指すためには、相当なスキルが必要となります。

また、介護老人保健施設は、デイサービス(通所介護)が併用している施設が多く、デイサービスを兼務する場合は、意外と忙しくなります。

介護老人保健施設が向いている方は、

  • 医療分野や介護分野を、包括的に学びたい
  • 言語聴覚士として経験があり、1人職場(少数)を希望している
  • 残業がなく、定時で帰宅したい方
  • 嚥下や高次脳機能だけでなく、身体機能やADLにも興味がある方

上記の言語聴覚士の方は、介護老人保健施設へ向いている方となります。

デイサービス(通所介護)

言語聴覚士のデイサービス(通所介護)の、特性や雰囲気を紹介します。

  • リハビリテーションの内容は、ADLの維持・向上を目指す
  • レクリエーションなどの、集団で出来る運動を行う
  • 医療提供は少なく、リスクは低いので、穏やかな時間の流れ
  • 残業は少なく、定時で帰れることが多い
  • 利用者様への提供時間は、数十分なことが多く、忙しい時間帯がある(流れ作業となる時もある)

デイサービス(通所介護)は、介護保険を利用して、自宅から通所でリハビリテーションや介護サービスを、提供するサービスとなります。リハビリテーションの内容は、利用者様のADLの維持・向上QOLの向上を目指した、リハビリテーションとなります。デイサービス(通所介護)の現場は、在宅から通所で来られるので、医療行為などはなく、リスクは少ない方が対象となるので、アットホームで穏やかな時間が流れます。ただし、デイサービス(通所介護)を利用される方は、20人から30人程度であり、個別リハビリテーションを提供できる時間は限定的となります。なので、忙しい時間帯では、時間に追われて、流れ作業となる場合もあります。

デイサービス(通所介護)が向いている方は、

  • 利用者様の、ADLの維持・向上を目指すリハビリテーションを提供したい
  • 人前に立って、集団で出来る運動や体操を指導したい
  • 残業が少なく、定時で帰宅したい
  • 嚥下や高次脳機能だけでなく、身体機能やADLにも興味がある方

上記の言語聴覚士の方は、デイサービス(通所介護)へ向いている方となります。

訪問リハビリテーション

言語聴覚士の訪問リハビリテーションの、特性や雰囲気を紹介します。

  • 利用者様の自宅へ訪問して、ADLやQOLの維持や向上を目指す
  • 内部障害や難病の方も利用しているので、包括的な知識や技術が求められる
  • 書類業務が多く、残業もある

訪問リハビリテーションは、利用者様の自宅へ訪問し、40分から60分の間で、リハビリテーションを提供します。リハビリテーション内容は、利用者様の病名や症状によりますが、基本的にはADLやQOLの維持や向上を目指します。利用者様の病名や症状は、「運動器疾患」「脳血管性疾患」「内部障害」「難病」と様々であり、包括的な知識や技術が求めらる現場となります。さらに、認知機能や嚥下機能など、知識や技術が必要であり、言語聴覚士の需要も多い現場となります。また、意外と書類業務が多く、ケアマネに情報提供をする必要があります。なので、残業が多い職場でもあります。

訪問リハビリテーションが向いている方は、

  • 利用者様の、生活の一部に関わりたい
  • 言語聴覚士の経験があり、1人職場を希望している
  • ある程度の残業は、覚悟できている

上記の言語聴覚士の方は、訪問リハビリテーションへ向いている方となります。

クリニック

言語聴覚士のクリニックの、特性や雰囲気を紹介します。

  • 各専門分野を学べる
  • 院長へ、意見が反映される
  • 帰宅時間は、夕方の診療があれば遅くなる

言語聴覚士のクリニックは、「脳性麻痺」「聴覚障害」「コミュケーション障害」「発達障害」などの、小児中心なクリニックが多いです。クリニックは、各専門分野を中心に診療を行なっているので、必然的に各分野の専門分野の知識や技術が必要となります。難易度は高い印象ですが、知識・技術は「狭く・深く」追求すれば良いので、興味があれば成長は早いです。また、クリニックは帰宅後の方も対象としているので、夕方の診療を行なっている場合が多く、残業がある職場があります。

クリニックに向いている方は、

  • 専門的知識を身につけたい
  • 小規模な場所で、働きたい
  • ある程度の残業は、覚悟できている

上記の言語聴覚士の方は、クリニックへ向いている方となります。

まとめ:あなた自身に合った職場を探しましょう!

言語聴覚士が辛い・辞めたいと思っている方は、あらためて理由を整理して、解決できるように行動しましょう。もし、今の職場に不満や苦痛があれば、言語聴覚士の職場はたくさんありますし、意外と引き手あまたなので、転職活動をする準備をしましょう。

今回の、まとめた記事はこちらとなります。

  1. 言語聴覚士が辛い・辞めたい理由
    1. 1年目の新入職員
    2. 2年目から3年目までの職員
    3. 4年目以上の職員
    4. 管理職の職員
  2. 解決策を紹介
    1. 1年目の新入職員
    2. 2年目から3年目までの職員
    3. 4年目以上の職員
    4. 管理職の職員
  3. 言語聴覚士の職場によって、性格上の向き・不向きが少なからずあります
    1. 急性期病院
    2. 回復期病院
    3. 介護老人保健施設
    4. デイサービス(通所介護)
    5. 訪問リハビリテーション
    6. クリニック

以上となります。

あなた自身が今の環境から「変わりたい!」と思う気持ちがあれば、今すぐに行動してみましょう。行動した結果が、良い方向か悪い方向かどちらかに進むかは分かりませんが、確実に「人生の次のステップ」へ進めます。

あなた自身に合った解決策を見つけてストレスフリーを目指しましょう。

解決策が見つからない、実行してもストレスが解消されない方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

言語聴覚士は何年目でも、転職活動に有利なんです。作業療法士は公務員の職場以外では、意外と引き手あまたなので、転職活動を行うために、リハビリ職専用の転職サイトへ登録することをおすすめします。転職サイトへ登録すると、専属のコンサルタントから「退職」「求人」「給料などの交渉」のサポートを率先して行ってくれます。しかも登録は無料なので、料金がかかることはありません。まずは、大手のリハビリ専用の転職サイトであるPT・OT・ST WORKER がおすすめです。是非、登録して実感してみましょう。

もっと、いろんな求人探しをしたい、理想の職場を見つけたい方は、言語聴覚士におすすめな転職サイトを紹介しているので、こちらの記事を参考にしてください。

あと、「職場を辞めたくても、辞めれない方」「辞めたいと相談できない方」「少し病んでいると実感している方」などは、退職を代行してくれるサービスがあります。料金は1万円から3万円と業者により様々ですが、上記の方で苦しんでいる方は、今すぐにでも利用した方が良いです。うつ病などの病気を発症する前に対応しましょう。退職代行サービスの業者は沢山ありますが、弁護士監修と労働組合が運用しているオールサポートがおすすめです。退職手続きは業者にお願いして、次のステップへ進みましょう!

退職代行をもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

これで、この記事は以上となります。

言語聴覚士を辞めたい・辛い気持ちになるのは、本当に悲しいです。その気持ちになる前に解決できれば、一番良いのですが、職場で働き続ける限りは、何かしらのストレスを感じるものです。

あたな自身の悲しい気持ちに、少しでも解決できればと思っています。

管理人 ラフィト

コメント

タイトルとURLをコピーしました