理学療法士が辛い・辞めたい理由と解決策を徹底解説【経験年数別】

職場

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この記事は、理学療法士が辛い・職場を辞めたいと感じている理由と、その解決策を、経験年数別で徹底解説する記事となります。

この様な方が、参考となる記事となります。

  • 理学療法士の仕事が、辛いと感じている方
  • 理学療法士の職場を、辞めたいと思っている方
  • 辛い・職場を辞めたい気持ちを、解決したい方

理学療法士の仕事は、知識や技術だけでなく、人と接することが多く、人間関係のスキルも重要となり、多様性を求められる仕事となります。

管理人
管理人

リハビリ職は、意外と、専門性の知識だけあっても、ダメなんですよね。

この記事を読んでもらうと、

  • もう一度、理学療法士として、今の職場で、働いてみます!!
  • 職場を変えることは、むしろ前向きな考えなので、転職活動を行います!!

と、このように、落ち込んでいた気持ちに変化が生まれます。

少しでも悩むことがあれば、その理由を明確にして、解決することをオススメします。そうしないと、悩みが蓄積されて、精神が不安定(うつ症状)となり、最悪の場合、うつ病を発症してしまう場合があります。そうなる前にぜひ、悩んでいる方は、解決していきましょう!!

管理人
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また、作業療法士・言語聴覚士のリハビリ職も、悩むポイントは似ているので、参考になると思います。

ちなみに、理学療法士を辞めたい理由明確な方転職活動を今すぐしたい!という方は、こちらの記事を参考にして下さい。転職活動には、転職活動をサポートしてくれるリハビリ専用の大手業者のPT・OT・ST WORKERが特にオススメです。

理学療法士が辛い・辞めたい理由

理学療法士が辛い・辞めたいと感じている理由を紹介します。

  • 理由は、理学療法士の「経験年数や立場」により若干異なります

それは、理学療法士の経験や知識を積み重ねることで、「価値観や考え方」が変化するからです。また、年齢を重ねることで、「ライフスタイル(結婚や出産など)」も変化します。

  • 理学療法士が辛い・辞めたい理由を「経験年数別」で紹介

ただし、「価値観や考え方、ライフスタイル」は、そもそも人によって異なるので、経験年数別で紹介しますが、参考程度で考えてください。なので、理学療法士が辛い・辞めたいと困っている方は、全て一読していただくことをオススメします。

1年目の新入職員

理学療法士1年目の新入職員が、辛い・辞めたい理由を紹介します。

  • 上司(教育指導者・先輩上司)が嫌い怖くになった
  • 技術や知識(理学療法などのリハビリテーション)の不足で、自分自身が嫌に(不安)なった

上司が嫌い(怖く)になった理由としては、病院や施設によりますが、1年目の新入職員には、十分に患者様・利用者様を治療ができるように「独り立ち」を目指します。その「独り立ち」を支援するために、ペア(教育指導者と新入職員)を組みますが、その教育指導者の「指導が行き過ぎる」場合に、上司が嫌い(怖く)なり、辛い・辞めたいと判断することが多いです。

技術や知識(理学療法などのリハビリテーション)の不足で、自分自身が嫌に(不安)なった理由としては、特に治療技術や知識が豊富な先輩上司が、近くにいると考える様になります。また、責任感の強い1年目の新入職員は、先輩上司が治療した方が良くなるのに、「新人の私が、リハビリを行なってもいいのか?」「新人の私のことを、患者様・利用者様はよく思ってないよね?」などと、思い込んでしまうことが多いです。

もう少し、詳細に知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

2年目から3年目までの職員

理学療法士2年目から3年目までの職員が、辛い・辞めたい理由を紹介します。

  • 職場の拘束時間が長いので、身体的・精神的に疲れる
  • 思っていたより、給料や昇給が低いと感じる

職場の拘束時間が長いので、身体的・精神的に疲れてしまう理由としては、理学療法士は意外と仕事内容が幅広いことが原因です。病院や施設により異なりますが、臨床(リハビリ)、教育(新人や他職種への指導)、研究(活発な病院や施設は実施している)、書類業務(計画書等)、レクリエーション、送迎など、多種多様な仕事内容があり拘束時間が長くなってしまいます。

思っていたより、給料や昇給が低いと感じ始める理由としては、「他職種や地元の友人」給料や昇給を比較して感じてしまうことです。理学療法士などのリハビリ職は、一般職と比較すると、決して低いわけではないのですが、専門職と比較すると低い場合が多いです。また、友人の理学療法士と話す機会があれば、同じ職業でも職場によって給料の差があることに気づきます。

もう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

4年目以上の職員

理学療法士4年目以上の職員が、辛い・辞めたい理由を紹介します。

  • ライフスタイルの変化に、対応できなくなった
  • 主任や課長などの昇格が、認められない

ライフスタイルの変化に、対応できなくなった理由としては、新たな環境の変化や社会人経験から、現職場の就業規則や仕事内容と合わなくなった事です。ライフスタイルの変化として、結婚、出産、育児、親の介護、土日の休み、価値観などの変化があります。人によってライススタイルの変化は異なりますが、職場の環境と自分自身の価値観の基準が合わなくなることがあります。

主任や課長などの昇格が、認められない理由としては、主任や課長のポストがないか、能力が認められないかの2パターンです。病院や施設が発展途上で、リハビリスタッフを継続して増やしているのであれば、主任や課長のポストが増えることがありますが、ほとんどの場合は、その方が職場を退職しない限り、ポストが空きません。また、主任や課長のポストが空いたとしても、職場の「思考」と合わなければ、現職場の主任や課長への昇格は、認められません。

管理職の職員

理学療法士の管理職の職員が、辛い・辞めたい理由を紹介します。

  • 他職種の関わりが、嫌になった
  • リハビリテーション業務ができない

他職種の関わりが、嫌になった理由としては、病院や施設によって異なりますが、管理職は他職種との交流が特に多いです。これは、病院や施設の行事や会議などに、代表者として呼ばれ、リハビリ代表として発言する機会が多くなり、お互いの意見を尊重しつつ、行事や会議をやりくりする必要があります。医療職は特に個性的な方が多い(専門職の集まりなのでプライドが高い方が多い)ため、行事や会議が上手くいかず、関わりが嫌になることがあります。

リハビリテーション業務ができない理由としては、管理職は事務的な作業が多く、患者様・利用者様のリハビリなどのリハビリテーション業務ができません。病院や施設の規模にもよりますが、今までの対象が患者様・利用者様ではなく、リハビリ組織や病院全体になり、「教育・運営」が中心となる仕事となります。なので、理学療法士の専門職の知識や技術は必要がなく、リハビリテーション業務ができず、恋しくなります。

解決策を紹介

理学療法士が辛い・辞めたいと感じている方への、解決策を紹介します。解決策は、理学療法士が辛い・辞めたいと感じている理由と同様で、

  • 解決策は、理学療法士の「経験年数や立場」によって若干異なります

その理由としては、理学療法士を経験すると「価値観や考え方」の変化や、年齢を重ねることで、「ライフスタイル」が変化するからです。なので、解決策も「経験年数別」でそれぞれ紹介します。

また、自分自身に当てはまる「経験年数」では、思っていた解決策とは、少し異なる場合があります。その場合は、全て一読することをオススメします。上記でも記載してありますが、「価値観・考え方・ライフスタイル」個々人で異なるために、若干の相違が生じます。

1年目の新入職員

理学療法士1年目の新入職員への、解決策を紹介します。

  • 嫌いな上司は、一方的に避けましょう
  • 部長や事務職員へ、助けを求めましょう
  • 知識・技術不足は、リハビリ職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)であれば「誰でも通る道」と割り切る
  • 積極的に、勉強する

理学療法士も人間です。好きな上司もいれば、嫌いな上司だっています。なので、上司(教育指導者・先輩上司)が嫌いになることだって、当然あります(むしろ多いです)。その場合は、自分自身だけが我慢することはありません。嫌いになってしまった上司は、一方的に避けた方が良いです。お互い険悪なムードにはなりますが、意外と周りが察知してくれて、対応してくれるものです。

一方的に避けるのが難しい方は、部長や事務職員へ助けを求めましょう。意識していなくても、「パワハラ」を受けている場合があります。なので、精神的に病む前に、部長や事務職員へ相談して、対応してもらうようにしましょう。

知識・技術不足で、自分に自信がなくなった方は、安心してください。先輩上司も、同じ環境を経験して、現在に至ります。なので、「誰でも通る道」と割り切って、知識・技術不足への不安は、勉強して払拭しましょう。勉強のコツとして、リアルタイムで悩んでいることを、勉強することです。むやみやたらに勉強するのではなく、患者様・利用者様の「痛みが改善できなかったな」「質問されたけど上手く答えられなかったな」など、自分自身が困った内容を勉強しましょう。

困った時に、すぐに解決できる勉強は、「オンラインセミナーのリハノメ 」がオススメです。オンラインなので、インターネットの環境があれば、すぐに視聴できます。リハノメは、理学療法士の方が運営しているので、痛い所に手が届く動画が多いのが特徴です。月々料金が必要なのがネックですが、動画数が多く、分野ごとに分かれているので、見やすくなっています。まずは、お試しで(980円)で登録してみてはいかがでしょうか?リハノメ お申し込みはこちらから



2年目から3年目までの職員

理学療法士2年目から3年目までの職員への、解決策を紹介します。

  • 職場の拘束時間が長くて疲れているのであれば、割り切って早く帰宅する
  • 理学療法士の平均給料(約29万円)以上であれば、今の職場で継続して働く
  • 今の職場の条件より、良い職場を探す(転職活動を行う)

拘束時間が長い職場は、現在もあります。理由としては職場により様々かと思いますが、「マンパワー不足で患者様・利用者様への対応」「書類業務」「新入職員や学生への指導」「研究」「自分自身の能力(仕事が早くできない)」などがあります。まずは、仕事の「優先順位」をつけて、その優先順位の最下層に注目しましょう。その最下層が「明日でも良い仕事」であれば、割り切って早く帰宅しましょう。初めは、早く帰宅することに、「不安」「罪悪感」がありますが、1週間もすれば解消します。早く帰宅すれば、疲労も軽減できますし、自分の趣味の時間にも利用できて、本当にオススメです。

思っていたより、給料や昇給が低いと感じている方は、全国の理学療法士の平均給料と比較しましょう。理学療法士(男女平均33歳、勤続年数6年間)の平均給料(概算)は、月収29万円、賞与65万円、年収413万円となります。理学療法士2年目から3年目で、年収413万円以上であれば、給料は比較的もらっている方ではないでしょうか?一方、年収413万円以下または満足できない(もっと給料を貰いたい)方は、今の職場の条件より、良い職場を探すための、「転職活動」をオススメします。

転職活動は、「今の職場の条件と比較ができる」「公務員などを狙える」「中途採用は有名病院が募集している時がある」などベネフィットが多く、現在の職場にもバレにくいので、行動がしやすいです。また、理学療法士などのリハビリ職は、転職専門の会社があり、専属のアドバイザーなど待遇が良いです。まずは、大手のリハビリ転職専門会社PT・OT・ST WORKERの登録をしてみてはいかがでしょうか。ちなみに登録料は無料です。

4年目以上の職員

理学療法士4年目以上からの職員への、解決策を紹介します。

  • ライフスタイルに対応した働き方を、上長へ相談する(現状を報告・相談する)
  • 昇格を目指すには、同じ職場で「長く働く」

理学療法士4年目以上になれば、「結婚」「出産」「育児」「親の介護」「土日休み希望」「価値観の変化」などのライフスタイルが変化します。これまでは、「残業」「勉強会の参加」「研究」など臨機応変に対応していたと思いますが、ライフスタイルが変化すると、今まで行っていたことが少し窮屈になります。窮屈からストレスにならないためにも、「上長へ相談」することをオススメします。理由としては、上長もライススタイルの変化を体験しており、共感してくれるので、対応能力もあります。また、現在は「働き方改革」を推奨している病院や施設が多いので、理解してくれます。もし、ライフスタイルの変化を理解してくれない上長であれば、困難です。すぐに「転職活動」をすることをオススメします。人の考えを変えることは難しいですから。

現在の職場で、主任や課長への昇格を目指すのであれば、同じ職場で「長く働く」ことです。メリットとしては、「人間関係が構築され信用される」「他職種とのつながりがし易い」「仕事の効率化が上がる」「新規プロジェクトなどを任される」などがあります。そうなると、職場にとっては、辞めてほしくない人材となり、好条件が期待できるようになります。まだ、日本の病院や施設などは、年功序列制度が多く、同じ職場で長く働いている方が、昇格している場合が多いです。なので、現在の職場で、昇格を目指すのであれば、同じ職場で長く働くことをオススメです。

管理職の職員

理学療法士の管理職の職員への、解決方法を紹介します。

  • 他職種の仕事を理解」「見学」してみる
  • 新たなプロジェクを立ち上げて、臨床現場に戻る
  • 臨床ができる職場を探す(転職活動をする)

管理職は、「医師」「看護師」「コメディカル」「介護」「事務」などの、横との繋がりを強化して、リハビリテーション科の組織を継続する仕事となります。なので、横との繋がりを強化するために、コミュニケーションを意識して行動しています。まれに、意見のすれ違いが生じる場合があり、関係性が悪化することがあります。悪化の原因は、「私の現場は、マンパワーが足りない」「私の現場は、本当に忙しいので無理です」「私の現場は、みんな頑張っている」などの、現場の忙しさからくる原因が多いです。まずは、他職種の現場の現状を知るためにも、可能であれば現場の責任者「話し合い」「職場の見学」を行い、他職種の現場を理解することから始めましょう。そうすれば、他職種の仕事の一部を「共感」することができるようになります。

臨床現場に復帰するためには、新たなプロジェクトを立ち上がることをオススメします。プロジェクト内容は、臨床に関係していることで、「医師と共同」「研究の一部」などの位置づけであればやり易いです。リサーチとして、学術集会なでのピックアップされている、「最新のリハビリテーション」「エビデンスが高いリハビリテーション」などで探すと信頼性が高く、稟議書にも記載する為の、大義名分にもなります。注意したいことは、「管理職+プロジェクト」の仕事となるので、仕事量が増えることは覚悟しておく必要があります。

それでも、他職種との関わりが困難だったり、もう一度臨床現場に戻りたい希望が強ければ、「転職活動」をオススメします。管理職の職員の方であれば、他の職場として「喉が手が出るほど欲しい人材」となります。なので、できるだけ「好条件」な職場を選ぶことができます。実は、転職活動には、リハビリ職の転職活動をサポートしてくれる業者(リハビリ職は優遇が良いです)があり、登録も無料となります。まずは、1社を登録して手応えを感じれば、複数社を登録してみるのも良いです。最初は、大手のリハビリ職専用の業者であるPT・OT・ST WORKERがオススメです。公開求人数は業界トップクラスで、専属のコンサルタントがつくので安心です。

まずは、1社からでも登録(無料)してみてはいかがでしょうか。

1社では足りないので、複数社を試したい方は、こちらの記事から登録ができます。

理学療法士の職場によって、性格上の向き・不向きが、少なからずあります

理学療法士の職場によっては、性格上の向き・不向きが、少なからず存在します。

  • 病期による病院または施設で「特性」が全く異なる

病期とは、病気の進行を表したもので、リハビリ職では馴染みがあるのではないでしょうか。具体的には、「急性期・回復期・生活期(維持期)」があり、それぞれの特性や雰囲気が全く異なります。

そこで、病期毎に特性や雰囲気を紹介するとともに、自分自身の性格を振り返りながら、理想の職場を探してみましょう!!もし、理想の職場と現在の職場で乖離がなければ、そのまま現在の職場で働き続ければ良いのですが、乖離がある場合や職場に少し不満がある場合は、「転職活動」をオススメします。リハビリ職の転職活動は恵まれており転職活動をサポートしてくれる業者が多数あります。まずは、公開求人数トップクラスPT・OT・ST WORKER大手業者をオススメします。登録は無料なので気軽にできる所も良いです。

急性期病院

理学療法士の急性期病院の、特性や雰囲気を紹介します。

  • 新患や書類業務が多く、とにかく忙しい
  • 若いスタッフが多く、活気がある
  • 中規模以上の病院なので、潰れることはなく、安定している

急性期病院は、とにかく忙しい職場が多いです。新患は毎日更新され、その分書類業務も増えます。あと、発症や受傷直後にリハビリテーションを行うので、リスク管理も把握する必要があり、肉体的・精神的にも丈夫でなければいけません。その分、リハビリテーションの勉強にもなるため、若いスタッフが多く、活気にあふれています。また、急性期病院は、中規模以上の病院が多いので、潰れる心配はなく、給料面などの待遇は安定しています。

急性期病院が向いている方は、

  • 忙しくても勉強や経験がしたい方
  • 体力に自信がある方
  • 待遇面で安定を求めている方

上記の方は、急性期病院へ向いている方となります。

回復期病院

理学療法士の回復期病院の、特性や雰囲気を紹介します。

  • 患者様に、十分なリハビリテーションを提供できる
  • 若いスタッフが多く、活気がある
  • 病名は、脳血管性疾患と整形外科疾患が多い
  • リハビリテーションが中心なので、ライフスタイルに対応しにくい

回復期病院は、リハビリテーションにとって「花形」とも言える職場でもあります。患者様の回復する過程において、リハビリテーションの能力が発揮される時期である為、やりがいを感じられます。その反面、患者様のADLに大きく関わるので、責任感も十分にあります。ただし、病名は「脳血管性疾患」「整形外科疾患」と限定的となり、「内部障害」を中心にリハビリテーションを目指したいセラピストは、あまりオススメはできません。また、急性期病院のような「治療」が優先ではなく、回復期病院は「リハビリテーション」が優先となるので、リハビリスタッフの欠員や、当日の予定変更などの臨機応変な対応がしにくいです。

回復期病院が向いている方は、

  • リハビリテーションの基本的な、知識や技術を身につけたい
  • 脳血管疾患や整形疾患の、リハビリテーションを行いたい
  • フルタイムで勤務が可能で、育児や親の介護等で、急な休みが少ない方

上記の方は、回復期病院へ向いている方となります。

介護老人保健施設

理学療法士の介護老人保健施設の、特性や雰囲気を紹介します。

  • 在宅復帰に向けた、リハビリテーションを提供できる
  • ベテランのスタッフが多く、介護職員が中心
  • リハビリスタッフの人数は、数名程度である
  • 残業は少なく、定時で帰れることが多い
  • デイサービス(通所介護)が併用している施設は、意外と忙しい

介護老人保健施設は、基本的に在宅復帰を目指す施設であり、リハビリテーションの位置付けはとても重要です。リハビリテーション意欲の高い利用者様や、協力的なご家族様であれば、在宅復帰を目指すために、リハビリテーションに協力的であります。なので、介護老人保健施設は、回復期病院と同等に、リハビリテーションの「花形」になります。ただし、多くの方が、何かしらの理由で、回復期病院からでは在宅復帰が困難と判断され、介護老人保健施設へ転院されます。なので、介護老人保健施設から在宅復帰を目指すためには、相当なスキルが必要となります。

また、介護老人保健施設は、デイサービス(通所介護)が併用している施設が多く、デイサービスを兼務する場合は、意外と忙しくなります。

介護老人保健施設が向いている方は、

  • 医療分野や介護分野を、包括的に学びたい
  • 理学療法士として経験があり、1人職場(少数)を希望している
  • 残業がなく、定時で帰宅したい方

上記の方は、介護老人保健施設へ向いている方となります。

デイサービス(通所介護)

理学療法士のデイサービス(通所介護)の、特性や雰囲気を紹介します。

  • リハビリテーションの内容は、ADLの維持・向上を目指す
  • レクリエーションなどの、集団で出来る運動を行う
  • 医療提供は少なく、リスクは低いので、穏やかな時間の流れ
  • 残業は少なく、定時で帰れることが多い
  • 利用者様への提供時間は、数十分なことが多く、忙しい時間帯がある(流れ作業となる時もある)

デイサービス(通所介護)は、介護保険を利用して、自宅から通所でリハビリテーションや介護サービスを、提供するサービスとなります。リハビリテーションの内容は、利用者様のADLの維持・向上QOLの向上を目指した、リハビリテーションとなります。デイサービス(通所介護)の現場は、在宅から通所で来られるので、医療行為などはなく、リスクは少ない方が対象となるので、アットホームで穏やかな時間が流れます。ただし、デイサービス(通所介護)を利用される方は、20人から30人程度であり、個別リハビリテーションを提供できる時間は限定的となります。なので、忙しい時間帯では、時間に追われて、流れ作業となる場合もあります。

デイサービス(通所介護)が向いている方は、

  • 利用者様の、ADLの維持・向上を目指すリハビリテーションを提供したい
  • 人前に立って、集団で出来る運動や体操を指導したい
  • 残業が少なく、定時で帰宅したい

上記の方は、デイサービス(通所介護)へ向いている方となります。

訪問リハビリテーション

理学療法士の訪問リハビリテーションの、特性や雰囲気を紹介します。

  • 利用者様の自宅へ訪問して、ADLやQOLの維持や向上を目指す
  • 内部障害や難病の方も利用しているので、包括的な知識や技術が求められる
  • 書類業務が多く、残業もある

訪問リハビリテーションは、利用者様の自宅へ訪問し、40分から60分の間で、リハビリテーションを提供します。リハビリテーション内容は、利用者様の病名や症状によりますが、基本的にはADLやQOLの維持や向上を目指します。利用者様の病名や症状は、「運動器疾患」「脳血管性疾患」「内部障害」「難病」と様々であり、包括的な知識や技術が求めらる現場となります。さらに、認知機能や嚥下機能など、理学療法士分野外の、知識や技術が必要であり、作業療法士や言語聴覚士の需要も多い現場となります。また、意外と書類業務が多く、ケアマネに情報提供をする必要があります。なので、残業が多い職場でもあります。

訪問リハビリテーションが向いている方は、

  • 利用者様の、生活の一部に関わりたい
  • 理学療法士の経験があり、1人職場を希望している
  • ある程度の残業は、覚悟できている

上記の方は、訪問リハビリテーションへ向いている方となります。

クリニック

理学療法士のクリニックの、特性や雰囲気を紹介します。

  • 各専門分野を学べる
  • 院長へ、意見が反映される
  • 帰宅時間は、夕方の診療があれば遅くなる

クリニックは、各専門分野の理学療法を学べる現場となります。専門分野は、「整形疾患」「脳血管性疾患」「心疾患」「スポーツ」の分野が中心となり、リハビリテーションを提供します。それぞれの専門分野には、専門的知識が豊富な、医師やセラピストが多く所属しています。また、クリニックは小規模なので、思ったことや感じていることなどの意見を、院長へ報告・相談することができるので、意見が尊重しやすいです。ただ、クリニックは、夕方の診療をおこなっている場合多いので、帰宅時間は遅い場合があります。

クリニックに向いている方は、

  • 専門的知識を身につけたい
  • 小規模な場所で、働きたい
  • ある程度の残業は、覚悟できている

上記の方は、クリニックへ向いている方となります。

まとめ:自分自身に合った職場を選びましょう

理学療法士を辛い・辞めたいと思っている方は、あらためて理由を整理して、解決策を見つけて行動してみましょう。もし、今の職場に不満があれば、理学療法士の職場は沢山あるので、自分自身に合った職場を探す「転職活動」を行いましょう!!

今回のまとめた記事はこちらとなります。

  • 理学療法士が辛い・辞めたい理由
    • 1年目の新入職員
    • 2年目から3年目までの職員
    • 4年目以上の職員
    • 管理職
  • 解決策を紹介
    • 1年目の新入職員
    • 2年目から3年目までの職員
    • 4年目以上の職員
    • 管理職
  • 理学療法士の職場にって、生活上の向き・不向きが、少なからずあります
    • 急性期病院
    • 回復期病院
    • 介護老人保健施設
    • デイサービス(通所介護)
    • 訪問リハビリテーション
    • クリニック

以上となります。

理学療法士の職場は本当に沢山あります。病期や職場によって「特徴や雰囲気」は全く異なります。なので、自分自身に合う「人間関係や環境」を見つけるまで、「転職活動」をオススメします。

理学療法士の転職活動は恵まれています。理学療法士は職場によって「喉が手が出るほど」欲しい職場は沢山あり、好条件が期待できます。さらに、理学療法士の転職活動をサポートしてくれる「転職業者」が沢山あり、利用することで「希望の求人の紹介」「給料の交渉」「全面的なサポート」などをしてくれます。大手のリハビリ転職専門会社のPT・OT・ST WORKERをオススメします。公開求人数は業界トップクラスで、専用のコンシェルジュがつきます。また、登録料は一切かからず、無料登録となります。まずは、大手業社1社を登録(無料登録)して、転職活動を経験してみてはいかがでしょうか。

もし、1社だけではなく、複数社を登録して、情報を沢山集めたい方は、こちらの記事から登録してください。

あと、「職場を辞めたくても、辞めれない方」「辞めたいと相談できない方」「少し病んでいると実感している方」などは、退職を代行してくれるサービスがあります。料金は1万円から3万円と業者により様々ですが、上記の方で苦しんでいる方は、今すぐにでも利用した方が良いです。うつ病などの病気を発症する前に対応しましょう。退職代行サービスの業者は沢山ありますが、弁護士監修と労働組合が運用しているオールサポートに相談してみてはいかがでしょうか。

もう少し情報が欲しい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

これで、この記事は以上となります。

理学療法士が辛い・辞めたい理由は、人それぞれです。みなさんも一度は経験があるのではないでしょうか。その時は、あらためて理由を振り返り、解決できそうなら行動してチャレンジしてみてください。理学療法士の職場は沢山あります。職場によって特徴は雰囲気が異なり、きっと自分自身に合う職場が見つかるはずです。

管理人 ラフィト

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