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この記事は、転職したら本当に収入がアップするのか?検討する記事となります。
転職して収入アップを目指すのであれば、リハビリ職の「スキル」が必要となります。
収入アップには、「役職」「資格」「特異的な知識・技術」による能力給(手当)が必須となるからです。
職場が求める人材として、
職リハ従事者に求められる能力に関しては、専門分野を横断して共通する基礎的知識・スキルと職務や専門分野の特性に応じた付加的知識・スキル
松為 職業リハビリテーション人材の育成(特集 ユーザーニーズ実現につながる人材育成 2014
との報告があり、「基礎的スキル」や「専門分野に特化した知識や技術」が必要となります。
そこで、この様な疑問が出てくるかと思います。
- 具体的な知識や技術は、どの様なものがあるの?
- 自分自身に知識や技術があるのか、調べる方法はある?
この様な質問にお答えします!!
管理者育成のプログラム紹介→組織力を向上させるための管理
それでは、リハビリ職に求められる知識や技術を紹介します。
今回参考にした論文は、
伊藤義広「組織力を向上させるための理学療法管理」2018
となります。論文の中で、
所属組織の形態にかかわらず共通の基本事項として必須なものと、組織の特性に応じてより重要になるものがある。
伊藤義広 組織力を向上させるための理学療法管理 2018
と報告しており、管理能力の要素を「一覧化」していたので紹介します。
医療安全・リスク管理
医療安全・リスク管理の具体的な管理能力です
- 医療安全
- 転倒予防
- TeamSTEPPS
- 褥瘡予防
- リスク分析
- 危険予知トレーニング
- ヒューマンエラー
- 医療事故調査制度
医療の質、経営戦略と課題解決のための戦略
医療の質、経営戦略と課題解決のための戦略の具体的な管理能力です。
- 患者満足度
- SOWT分析
- BSC
- 数値化(見える化)
- ドナベディアンモデル
- 部門年間計画と戦略
- プロセス管理の理解
- モニタリング
- 継続的改善
- 評価方法(基準)
- 目標値設定
- 時刻(期限)設定
- EPDCAサイクル
- 外部調査(ISO、病院機能評価、JCI)
- データベース
- 統計
- 残務諸表
職場教育の計画と実践
職場教育の計画と実践の具体的な管理能力です。
- 教育カリキュラムの構築
- EBPT
- 研究法
- 学びの理解(メタ認知と経験の再構築)
- 災害リハビリ
- 診療録の記載方法
- 病院組織
- 職務記述書
- 評価者研修
- 到達度評価
- OSCE
- 業務フロー
- 業務マニュアル
- 機器管理マニュアル
- マニュアル更新
- ISO監査
- 専門資格
- 資格取得支援
- 個人の知識
- 組織の知識
- 新たな知識の創造
- プロセスの継続
管理者に求められるビジネススキル
管理者に求められるビジネススキルの具体的な管理能力です。
- コミュニケーションスキル
- 対話と交渉
- 論理と物語(ロジックとストーリー)
- 問題発見と提案
- プレゼンテーション
- 統計分岐
- データマイニング
- パソコン操作(エクセル、ワード、パワーポイント)の基礎と活用
環境整備
環境整備の具体的な管理能力です。
- 労働基準法
- 関連法令
- 労務環境
- 倫理
- 人事考課
- 面接技法
- やる気の引き出し方
- 労務環境
- ストレスマネジメント
- ハラスメント
組織運営とチーム医療連携
組織運用とチーム医療連携の具体的な管理能力です。
- リーダーシップ・マネジメント論
- 提案
- 対立対応
- 会議運営
- 多職種コミュニケーション
- 各種委員会(教育委員会、安全管理委員会、感染管理委員会、医療機器管理委員会など)
行政、政策課題
行政、政策課題の具体的な管理能力です。
- 診療報酬と介護報酬
- 診療報酬点数とエビデンス
- 歴史
- 賃金
- 地域医療構想
- ウイメンズヘルス
- 理学療法士作業法療法士法
- 医師法
- 保助看法
- 政治課題
SWOT分析で強みと弱みを知ろう!!
ここまで、職場が求める人材のスキルを具体的に紹介しました。
皆さんは、これは「他者に説明ができて自信がある」と思える「スキル」はありましたでしょうか?
逆に、これは「言葉自体わからないし、スキルがあるとは思えない」となったのではないでしょうか?
次は、具体的に自分自身の強みや弱みを知るために、「SWOT分析」をしてみましょう。
SWOT分析とは、
目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人の事業上の競合やプロジェクト計画などに関係する脅威について、外部環境や内部環境を強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)の4つのカテゴリーで要因分析
Wikipedea
となります。
個人や企業の「強み」や「弱み」を表にして文章化にすることです。
例えば、理学療法士を分析すると、
- 強み(Strengths):国家資格、運動学に強い、歩行機能に特化
- 弱み(Weaknesses):開業権はなし、社会的認知度は低い
- 機会(Opportunities):介護領域の拡大、理学療法士の増加
- 脅威(Threats):診療報酬の減少、就職先の減少
このように解釈ができます。
SWOT分析をしておくと、面談で自信を持って、アピールできるので、好印象となるはずです。
強みがあれば、転職による収入アップが期待できる!!
もし、「強み」が多く、知識や技術がある方は、収入アップに「転職」を検討しても良いです。
また、知識や技術があるにもかかわらず、役職がない現状が続いているのであれば、もったいないです!!
今までは、自己評価は低かったかもしれません。
もっと自己評価を上げましょう!!
SWOT分析で、客観的に評価ができたので、自信を持って良いはずです。
もし、転職を検討したいと思われた方は、登録だけでもしておいて損はないです。
しかも完全無料です。
もう少し、詳しく知りたいよって方は、こちらをご覧ください。→「リハビリ職のオススメ転職サイト【6選】完全無料!!」
弱みしかなければ、「リハノメ」でスキルアップを継続しよう!!
もし、強くがなく、「弱み」しかないけどどうしよう・・・と思われた方でも大丈夫です。
強みがある方でも、最初は「ないもない」状態からスタートするものです。
これから「強み」を成長させましょう!!
少し、大変な道のりですが、まずは、この分野なら興味があって頑張れそう、と思うものを見つけましょう。
見つけ方は色々ありますが、「リハノメ」がオススメです。
リハノメは、リハビリ職向けの総合オンラインセミナーです。
リハビリ職の皆さんであれば、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?(協会冊子のチラシなど)
オンラインなので、スマホでいつでもどこでも何度でも、勉強ができます。(良い時代になりました)
リハノメに興味があれば、こちらを参考にしてみてください→PT.OT.STのための総合オンラインセミナー『リハノメ』
まとめ:スキルがあれば、収入アップに転職はオススメです!!
収入アップに転職はオススメかどうかについて説明しました。
スキルがあれば収入アップに転職はありです。
ただ、スキルなければ、収入アップに転職は検討した方が良いです。
まずは、スキルアップに専念してみましょう!!
転職以外で収入アップしたいよって方は、収入アップの方法を記載している記事があるので、こちらを参考にしてください。→「給料の上げ方をベテランなリハビリ職が解説!!自分に合った方法を見つけよう!!」
スキルがある方は、転職以外でも収入アップができる可能性があるので、こちらも参考にしてください。→「専門性を高めて収入アップ!!職場にアピールする方法」
以上となります。
リハビリ職のスキルを上げて収入アップを目指しましょう!!
管理人 ラフィト
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